高機能リングコマンドコモン 導入手順
STEP1.コモンイベントの読み込み
・「ウディタ」→「コモンイベントエディタ」を開きます
・空いているコモンイベントを選択して、画面左下にある、「ファイル出力」→「読込」ボタンをクリックします。
・高機能リングコマンドコモン(ファイル名「Ling.common」)を選択します
・コモンイベントが読み込まれます。
───初期導入は以上です。後は、実際にゲームで使用するための手順になります───
STEP2.文字列変数を用意する
・まず、コモンイベントの挿入前に、専用の文字列変数を用意します
記述例)ウディタの【文字列操作】画面にて、以下のように入力する
┌──────────────┐ ┌────┐
│S0: ◆◆処理結果[文字]◆◆ ▼ │= ▼
└──────────────┘ └────┘
代入する文字列
◎手動入力┌────────────────┐
│¥i[0],たたかう │0行目
│¥i[1],まもる │1行目
│¥i[2],にげる │2行目
│¥i[3],アイテム │3行目
└────────────────┘
→■文字列操作:S0[◆◆処理結果[文字]◆◆] = "¥i[0],たたかう¥n¥i[1],まもる¥n¥i[2],にげる¥n¥i[3],アイテム"
文字列変数(S0,S1,なんでも可)に、一行ずつデータを入力します
※1:左側(¥i[0]など)は、リングコマンドで展開される文字列を表します。画面上に漢字等表示させることもできますが、
アイコン指定「¥i[X]」でアイコンを表示させるのが自然です。
※2:右側(たたかうなど)は、アイコンの説明文です。画面の上のほうにメッセージ表示されます。
表示させたくないときは、空白にしてください。
※3:カンマ","で区切ることで、左/右を区別します。
STEP3.コモンイベントを呼び出す
記述例)
→■イベントの挿入: コモン125:[ ★高機能リングコマンドコモン ] / 0:リングコマンド処理 / -2 / 30 / 0: / S0[◆◆処理結果[文字]◆◆]
入力形式)
処理区分:「リングコマンド処理」を選択してください。(将来的に機能が追加されると、この選択肢が増えます)
中心キャラID:ここで指定したイベントIDの座標を中心に、リングコマンドが開きます。
この項目は以下のように入力してください。
(0以上…そのマップのイベント/-1…呼出元イベント/-2…主人公/-3,-4,... 仲間)
リング半径:リングコマンドの半径を指定します(ピクセル)。30〜50くらいで丁度よいです
結果格納先:処理結果を通常変数(¥v[])に格納します。(キャンセルキーが押された場合"-1"を格納します/アイコン数が0の場合"-2"を格納します)
STEP4.条件分岐を行う
Step3.を実行すれば、リングコマンドの展開/選択処理が可能になります。
ただしこのコモンは、標準の選択肢のように自動的に分岐してくれません。
よって、条件分岐処理が別途必要になります。
Step3.が正常に実行したので、通常変数(¥v[0]など)に「選択したアイコンの番号」(行)が格納されます。(Step2.の記述例参照)
よって、通常変数での条件分岐を行いましょう。
記述例)
■条件分岐(変数): 【1】V0[]が0と同じ 【2】V0[]が1と同じ 【3】V0[]が2と同じ
-◇分岐: 【1】 [ V0[]が0と同じ ]の場合↓
|■文章:通常攻撃!
|■
-◇分岐: 【2】 [ V0[]が1と同じ ]の場合↓
|■文章:身を守った!
|■
-◇分岐: 【3】 [ V0[]が2と同じ ]の場合↓
|■文章:逃げた!
|■
◇分岐終了◇
■条件分岐(変数): 【1】V0[]が3と同じ
-◇分岐: 【1】 [ V0[]が3と同じ ]の場合↓
|■文章:アイテム選択処理!
|■
◇分岐終了◇
───────────────────────────────────────
以上が、高機能リングコマンドコモンの使用法です。
最後に、一通りのイベント記述を記載しておきます。参考にしてください。
■文字列操作:S0[◆◆処理結果[文字]◆◆] = "\i[0],たたかう\n\i[1],まもる\n\i[2],にげる\n\i[3],アイテム"
|
■イベントの挿入: コモン125:[ ★高機能リングコマンドコモン ] / 0:リングコマンド処理 / -2 / 30 / 0: / S0[◆◆処理結果[文字]◆◆]
|
■条件分岐(変数): 【1】V0[]が0と同じ 【2】V0[]が1と同じ 【3】V0[]が2と同じ
-◇分岐: 【1】 [ V0[]が0と同じ ]の場合↓
|■文章:通常攻撃!
|■
-◇分岐: 【2】 [ V0[]が1と同じ ]の場合↓
|■文章:身を守った!
|■
-◇分岐: 【3】 [ V0[]が2と同じ ]の場合↓
|■文章:逃げた!
|■
◇分岐終了◇
■条件分岐(変数): 【1】V0[]が3と同じ 【2】V0[]が-1と同じ 【3】V0[]が-2と同じ
-◇分岐: 【1】 [ V0[]が3と同じ ]の場合↓
|■文章:アイテム選択処理!
|■
-◇分岐: 【2】 [ V0[]が-1と同じ ]の場合↓
|■文章:キャンセルキーが押されました!
|■
-◇分岐: 【3】 [ V0[]が-2と同じ ]の場合↓
|■文章:アイコン数が0です。エラーですよ!
|■
◇分岐終了◇